以前から気になっていたシルバークレイを使用して、初めてハンドメイドの指輪を作りました。
その際、購入したキット・キット以外の購入品・自宅にある使用した備品など、必要な材料も併せてご紹介します。
最後に初めてならではの失敗談も書いているので是非最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
手順①用意したもの
❶シルバー ミニポット スターターキット
他にもキットは多数販売されておりますが、いろいろ比較検討した結果、今回はこの三菱マテリアルにしました。
理由は①ミニポットが付いている ②価格が安い からです。
ミニポットが付いてないものは、自宅のガスコンロを使って焼くことになりますが、安全性が少し不安でした。その条件を満たした上で、他のキットの内容も全てカバーされているのがこの商品でした!
❷自分で購入したアイテム
◆画像左から用途を説明します。
・ペンチ→石座を曲げるため
・ニッパー→石座を切るため
・ワイヤーの石座
・穴あけ用のドリル→石の下に穴を開けるため(石を透き通らせたかったので購入しました)
・筆→水でリング表面をなめらかにするため
・天然石 →ストロベリークウォーツ(好きな石の一つです)
・空のチョコペン→リングに模様を付けるために購入しましたが、クレイが足らず今回は活躍なしでした。
いずれも必須なアイテムではないので、ご家庭にあるもので必要に応じて購入するのでも十分だと思います。
手順②天然石の土台を作る
❶天然石に併せてワイヤーをカット
事前に購入した石座用のワイヤーと天然石を使って石座を作っていきます。
ワイヤーを石に沿ってペンチで曲げ、ぐるっと一週するくらいのところでカットしたら完成です。
シルバークレイはすぐに乾燥してしまうので、あらかじめ石座を作っておくことで作業工程がスムーズになります。
手順③指輪制作 サイズ決定
❶指輪サイズ測定
付属のキットにリングサイズ別の穴が開いた厚紙があります。
自身のサイズを指を入れながら測定していきます。
シルバークレイは燃焼中にサイズが小さくなるので、実際には+3号のサイズで成形していきます。
(クレイの種類やリングのサイズによっても異なるので自身のお持ちのものの適用サイズをお調べ頂くことをおすすめします。)
❷木芯棒にサイズを書き写す
ご自身で測定した指のサイズ+3の所に紙を巻いた木芯棒を通し、印を付けていきます。
この時に巻き付けている紙は、木芯棒から成形した粘土を取りやすくする働きもあるので、この紙の上からそのまま制作していきます。
手順④粘土をこねて成形していく
❶銀粘土を袋から取り出す
銀粘土PMC3は画像左の赤い袋に入っています。中身を取り出すと、ビニールで包まれた銀粘土が出てきました。
❷銀粘土を伸ばし成形する
銀粘土を指や伸ばし棒を使用してころころと転がしながら均一な太さ・高さになるようにしていきます。
紐状にした銀粘土の両側に厚さ1.5mm程の厚紙を置き、上から平らな板で伸ばし、高さを均一にします。
手順④木芯棒で上で成形
❶銀粘土を木芯棒に巻き付ける
木芯棒に巻き付けたら重なった所をカットしていき、切れ目がつながる様になじませて行きます。
銀粘土は直ぐにひび割れが起きるので、水で濡らしながら表面をなめらかにします。
❷石座を粘土に設置
焼くと浮いてきてしまうのでしっかりめに押し込んで行きます。
側面のがたがたになっている部分を水路付けた筆でなめらかにしていきます。
手順⑤ドライヤーで乾燥させる
10~15分ほどドライヤーの熱風を当て乾燥させます。
ドライヤーから離してすぐに鏡の上にリングを置き、曇らなければ乾燥完了です。
手順⑥表面を整える
❶木芯棒から取り外す
木芯棒から紙ごとリングを取り外し、乾燥したリングが割れないように、優しく中の紙を降り曲げながら取り外していきます。
❷付属のやすりで表面を整える
付属のスポンジやすりを「赤」「青」「緑」の順に使用し、リングの内側、外側のバリ取りをしていきます。
指にはめて見て、全体のバランスに問題が無いか確認し、気になるところがあれば少しずつ削るようにします。
❸石座の中心に穴を空ける
天然石から肌色が透けるようにしたかったので、今回は石座の中央部分に穴を空けました。
削った銀粘土を優しくとりのぞき、成形パートは完成です。
手順⑦再度乾燥させる
成形が完成したら、再度ドライヤーの熱風をあて10分ほど乾燥させます。
手順⑧焼成
付属のポットに固形燃料を入れ、焼成していきます。
ポットがない方はご自宅のコンロに金網などの台を引き焼成します。
金網にリングをセットしたら、上から金網の蓋を乗せます。
固形燃料に着火させ、火が消えるまで焼成していきます。
焼成の時に割れてしまう事もあるみたいなので、
どきどきしながら完成を待っていきます~!
火が消えても、ポットを含め熱い状態が続きます。完全に熱が冷めるまで、ポットの上や金網の上で冷やして行きます。
手順⑨表面磨き
焼成後のリングは少し白っぽくなっています。
シルバーにするため丁寧に磨いていきます。
ステンレスブラシ→スポンジの順で磨いて行きます。
手順⑩天然石を設置
ワイヤーを天然石に併せて締め、石座の部分に天然を設置していきます。
完成
今回はボリューミーな石を使って、大きめのリングを作ってみました!
自分のお気に入りの石、デザインでリングを簡単に作る事が出来る銀粘土。すっかりはまってしまったのでこれからも作っていきたいです!
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次回に活かしたい失敗談
今回制作してみて、次回に活かしたい失敗もあったので共有します。
Ⅰ.石座が灰色に・・・焼成した際に石座のワイヤーの色が変わってしまい焦げたシルバーの色味に。。次回は変色しないもの、もしくは石座を使用せず銀粘土に埋め込む形のものを作りたいです。
Ⅱ.サイズが想定より小さくなった・・・説明書には+3と記載があったのですが、制作している際に、乾燥時間が長かったりしたせいか、13号に併せて制作したのに完成は10号という結果に…
燃焼時間が長い事も原因としてあるみたいなので、次回は焼けたら放置しすぎずになるべくする金網から取り外すようにします。
とはいえ、とても可愛いリングができたので大満足です。
この記事を読んで、作ってみたいと思ってくださった方がいたらとても嬉しいです。
以上、シルバークレイを使ったハンドメイドリングのご紹介でした。
他にも記事を執筆しているので是非併せて読んで頂けたら嬉しいです。