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アウシュビッツ強制収容所ツアー【ポーランドのクラクフ発】

海外旅行

ポーランド南部の地方都市「オシフィエンチム」には、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが造った強制収容所「アウシュビッツ強制収容所」があります。

人類史上忘れてはならない過ちとして後世への語り場ともなる現存施設に、人生で1度は足を運び現物を目で見て確かめたいと思い、中央ヨーロッパを旅行する際に訪れました。

ここでは説明をしっかり聞きたいと思い日本語ツアーに参加したので、実際のツアー内容と見学出来る施設情報も併せてご紹介します。

訪問するか悩んでいる方やネット上で情報収集をされたい方に、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

人生で1度は耳にしたことがある「アウシュビッツ強制収容所」
義務教育の過程で誰もが学び、なんとなく施設の存在を理解しているのではないかと思うので簡単にご説明します。

多くの観光客が訪れるクラクフ近郊にある施設は「アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所」といい、ポーランドを占領したナチス・ドイツが建設しました。
ここではユダヤ人をはじめ、政治犯、反社会的分子(ジプシーを含む)等の多くの人々が捕虜として収容され、劣悪な劣悪な環境下で過酷な労働を強いられ命を落としていきました

労働力にならないと判断された者は強制収容所に送られてまもなく、ガス室で虐殺され焼却炉で灰にされました。
収容所に生きて入ってから待ち受けているのは「強制労働」「人体実験」等、人権なんてまるで無い恐ろしい行き地獄でした。
このポーランドにある収容所での虐殺人数はおよそ100万人、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺は600万人に及んだといいます。

そんなアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の跡地は、二度と繰り返してはならない人類の負の遺産として1979年に世界遺産に登録され、博物館として公開されています。

筆者はアクセスの良い旅行先にはいつも現地の交通手段で向かいますが、今回は以下の理由でツアーに参加しました。

みたらし
みたらし

・特殊な英単語は分からないため正しく理解するために詳細説明を日本語で聞きたい

・現地に日本語ガイドが少なく予定が合わなかったため

ポーランドのクラクフからアウシュビッツまでは観光客も多く、交通手段もあるためもちろん自力で現地に向かうことが出来ます。
事前に日本人ガイドに依頼をすることも出来るので、現地に着いてから案内してもらえるのですが、筆者が訪れたタイミングは年末休みに入っている方が多く、都合が合いませんでした。

移動費、個人以来のガイド費、それに伴う事前準備などをふまえると、クラクフ発のツアーに参加した方が手軽だったため以下のツアーに参加しました。(参加当時とは一部内容変更の可能性あり)

↓リンク(日本語ガイドとホテル前で合流し公共交通機関(バス)で向かうツアー

↓リンク(日本語ガイドとホテル前で合流しツアー専用車で向かうツアー)

*いずれも大手旅行サイトの「ベルトラ」

筆者がツアーに参加するときはコスパと大手という安心感もありいつもベルトラを利用します。
他にも様々なツアーがあるのでぜひクリックしてみてくださいね↓

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英語が得意な方や雰囲気を味わえれば満足、という方は費用面も考えると自力で向かうことをおすすめします。

さて、ここからは見学出来る施設を写真付きでご紹介していきます。

収容所入口 門のアーチ「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」

施設の見所のひとつ。「働けば自由になる」というワードが強制労働を象徴しています。よく見ると”B”の文字がひっくり返っている、というのは有名な話ですよね。一説では強制労働を強いられている収容者がせめてもの抵抗として逆さまに作成したのではないかと言われています。

正門(死の門)

死の門へは長いレールが敷かれています。
ヨーロッパ各地から貨物列車に乗せられた人々がこの門をくぐり、ほぼ全員が2度と外に出ることは叶いませんでした。

射殺場(死の壁)

主に虐殺の効率を上げるため(恐ろしい言葉ですね)ガス室が利用された。

有刺鉄線

広大な敷地は9区画に分かれています。その区画の間を有刺鉄線が各所に張り巡らされています。
当時は高圧電流が流れていたと言います。強制労働や劣悪な環境により、自らこのフェンスに飛び込み自害する者もいたそうです。

ガス室と焼却施設

1945年1月にソ連が進行しナチス・ドイツの敗北が色濃くなると、大量虐殺の証拠隠滅のために施設内にあったガス室と焼却炉と破壊し、アウシュビッツから撤退していきました。

博物館内の資料

館内ではアウシュビッツの歴史や、写真と共に当時の実態を学ぶことが出来ます。
当然、目に入れるのも辛い位の残酷な写真もありました。

その他

今回写真と共にご紹介した内容はごく一部です。
当時の様子が想起される場所は、カメラを向ける勇気が出ず一部しか写真撮影出来ていません。

他にも、
・宿舎の見学ー窓もなく木の堅い板の上に布団も無い状態ですし詰め状態で眠っていた(シングルベッドくらいのサイズに大人が5~6人寝ていたそうです)
・がりがりにやせ細った収容者の写真
・ガス室に向かう人々の写真

等、実際に起こった事件だとは思えないくらい、見るだけで苦しくなる資料が沢山ありました。

アウシュビッツ強制収容所ツアーのご紹介を最後まで読んでくださりありがとうございます。
楽しい旅行に取り入れるには少し重たい内容かも知れませんが、
実際に起こった負の歴史を学ぶという観点でも、非常に意味のある旅行にな
ったと思っています。

友人からアウシュビッツに行きたいと質問をもらった時に伝えているのですが、「旅行は回る順番がとても重要です。」
このツアーが終わってすぐは大笑いするような気分にはなりません
筆者は初日に行き、数時間経ってやっとで気を取り直しました。
ツアー参加者に唯一アドバイスするとしたら、是非、観光の日にちを考えて予約を取ってみてくださいね。

観光するか悩んでいる方の情報収集の一助となると幸いです。

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▼その他にもヨーロッパ旅行の記事を執筆しているので是非併せて読んでいただけると嬉しいです。

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